
なぜヨーロッパのインテリアはオシャレに見えるの?日本との生活の違いから考察
Posted at : 2019.04.10
インテリア雑誌を読んでいてもヨーロッパのインテリア特集記事ってすごくオシャレで洗練されていますよね。日本のインテリアがダサい訳ではないですが、やはり憧れてしまうのが現実です。
なぜヨーロッパのインテリアがオシャレに見えるのか想像してみたことはありますか?
今回は「なぜヨーロッパのインテリアはオシャレに見えるのか」について日本人との生活の違いから考えて行きましょう。
なぜヨーロッパのインテリアはオシャレなの?
まずはヨーロッパのインテリアが何故オシャレに見えるのか、について考えていきます。
言われてみると納得できる部分も多いです。日本に住んでいるから実現できない、ということは少ないのでご自身のインテリアにすぐ取り入れることも可能です。
地べたに物を置かない
日本とヨーロッパの生活で決定的な違いは「家の中でも靴で過ごすかどうか」ということ。日本では玄関先で靴を脱いで家の中に入りますが、ヨーロッパでは基本的に靴のまま家の中で過ごします。
そんな違いもあって、ヨーロッパでは地べたに座って生活することがありません。ソファや椅子に座って食事をしたり、読書をします。
地べたで生活しない暮らしでは、床に物を置くことが少なくなります。床に物があると通行の邪魔になりますし、不衛生ですからね。
その結果、床に物がないスッキリしたインテリアが自然と出来上がります。逆に日本では古来から地べたで火を囲んだり、畳にごろ寝したりという生活を送ってきました。
床に物を置くのが普通、住みやすいという暮らしが身についています。座布団や座イス、ティッシュケースなども地べたに置いてある方が便利に使えますよね。
しかし、地べたの生活では床に物が転がっていることが多くなります。生活はしやすいですが、見た目には狭っ苦しく見えてしまうのが難点です。
床に物がごちゃついていると床部分の見える面積が小さくなるので狭く見えてしまいます。
温かい色合いの間接照明を使う
ヨーロッパ人と日本人の身体的な違いとして「瞳」があります。欧米人は青い瞳を持っています。
青い瞳は日本人の持つ茶色い瞳に比べ、光を通しやすいという性質を持ちます。小さな灯りでも生活できるということです。
逆にいうと、明るすぎる照明は眩しく感じてしまうんです。よく欧米からの観光客がサングラスをかけていたり、海外ドラマで白人がサングラスをかけているのはオシャレではなく単純に日差しが眩しいからなんですね。
対して、日本人の瞳は小さな灯りだと暗く感じてしまい、慣れるのに時間がかかります。日本人がサングラスをかけるのはオシャレでかけていることが多いですよね。
瞳の色の違いから、ヨーロッパでは家の中の照明も間接照明を使った柔らかい灯りのインテリアが非常に多くなります。
間接照明を使うと、直接光が目に入らないので「眩しい」というストレスが減り、リラックスできる空間となります。
灯りの色もロウソクを思わせるオレンジ色の光なので、部屋の雰囲気も優しくなり雰囲気がアップします。
日本でも暖色系の照明を使う家庭が増えてきましたが、(特にお年を召した方には)白っぽい明かりを好む方が多いのが現状です。
自分が間接照明で生活したいと思っても、家族の反対にあうということもあります。しかし、最近ではLED電球で光の強さや色を変えることができる機種も市販されていますので探してみてはいかがでしょうか。
部屋面積が広い
これは簡単に真似することができないですが、欧米は土地の面積が圧倒的に広いので、日本と比べて家も大きいものが多いです。(イギリスなど例外もありますが)
家が大きいということは、部屋も大きくなりますのでインテリアの選択肢が増えます。空間にゆったりと家具を置くことができるのでオシャレな空間を作りやすい特徴があります。
日本で欧米インテリアを真似するには?
ヨーロッパのオシャレなインテリアを自分の家で実現しようと思うなら、これまでに挙げたオシャレに見える特徴を真似していきましょう。
収納スペースを作る
ヨーロッパのインテイアがオシャレに見える特徴の一つとして「床にものが置いていない」とご紹介しました。
床に物を置かないインテリアを作るには、収納スペースを作って床にモノが転がっていない空間作りを目指しましょう。
床で生活しないインテリアを作れれば良いのですが、何十年も床に近い生活をしてきた日本人にとっては現実的に難しい部分もあります。実際にラグの上で寝転がることができる生活の方がリラックスできるというからも多いはずです(僕もそうなんです笑)。
床にモノが出っぱなしにならないように、次のことに注意してみましょう。
・クッションやブランケットが床に置いたままにならないように専用の収納ボックスを置く
・ティッシュ箱やリモコンをまとめて収納できるケースを置く
収納付きのリビングテーブルを選べば、ゴチャゴチャになりがちなテーブル周りのリモコンや雑誌などを収納して隠すことができるので余分な収納ケースを置く必要がなくなりますね。
照明や小物にこだわってみる
次に間接照明を取り入れてインテリア性を一気にアップしましょう。部屋の隅に間接照明を置くことで部屋を広く見せる効果もあります。
ただし、部屋の明るさは人によって好みが分かれます。間接照明だけではどうしても生活しづらいという場合は天井に主照明をつけて普段使いしつつ、リラックスタイムは間接照明だけで過ごすというように使い分けすると便利ですよ。
主照明もリモコンで明かりの色をオレンジやホワイトの色に変えられる機種もあります。あなたの生活スタイルに合った照明選びをしましょうね。
広く見える家具配置を考える
大きい家を建てることができれば苦労はしないのですが、島国・日本では難しいんですよね。限られた部屋の広さであっても家具の配置や選び方によって、広く見えたり狭く見えたりします。
インテリアの知識が少し必要になるんですが、重要なポイントだけお伝えします。
・部屋の入り口には背の高い家具を置かない
・圧迫感の少ない家具を選ぶ
・家具の雰囲気を揃える
詳しくはご紹介しているとかなりの長文になってしまうので機会があればお伝えしたいと思います汗
インテリア選びに自信がないという方は経験者やインテリアショップの方にコーディネートしてもらうのも手段の一つです。
ヘヤコデでは、あなたの理想の空間作りをお手伝いしておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。